先日、仕事を終え家に帰るといつもどおりの妻と息子の掛け合いをしておりました。
妻が仕事を終え帰宅するのが18時頃なのですが、サピのない日の息子が酷いらしい。
サピの勉強はもちろん、学校の宿題も手つかずなことがほとんどとのこと。
妻の愚痴を生返事で返しつつ、ふとリビングのソファを見ると私と妻の高校時代の卒業アルバムが無造作に置いてありました。
思い出大好きの私は年に数回広げては、旧友に連絡をしたりするのですが、過去を振り返らない妻は全く見ません。
保管場所は夫婦とも2階のクローゼットの下段の本棚なので、息子がわざわざ引っ張り出すことはないとは思いつつ、聞いてみると「学校から帰ってきてずっと見ていた。」とのこと。
たくさんあるページから、私と妻を見つけたと嬉しそうに話しますが、妻が遮ります。
「そんなことやっているから、何も終わってないじゃない?学校の宿題も手付かずなんだよ?」その時すでに21時なので、そりゃ言われるよね。
自分の子供時代を思えば、小学校高学年の時に父の卒アル(白黒)を見て、自分の父親がどんな子供だったのかに興味深々でした。
修学旅行先の史跡の前で友達と共に斜に構えて収まる父、ど真ん中ではなく後列に並んでいる父はクラスではどんな立ち位置だったんだろうとか。
妻が入浴している時に息子が「ねぇ、アルバム一緒に見ようよ。」と言うので、クラスで仲が良かった子や部活の写真、文化祭で綿菓子屋をやったり、球技大会の決勝で負ける瞬間の写真などを見せました。
息子「あ~、これもパパだったのね。分かんねぇもんだな~。」とか可愛い子をみつけては「この人とは何かあったの?」とか質問責め。
うん、父ちゃんはなんか嬉しいぞ。いつもと違う感じで息子と触れ合っている。
と思っていたのですが、風呂から出てくる妻の音、間髪入れず「ねぇ、社会のコアプラスやっているのちゃんと見張ってくれた?」
いけない。ほとんどやっていない。けど、嘘をつきました。
俺「う・うん。結構覚えているよ~。」
3回やっても南アフリカ大陸と言ってたけど大丈夫だろう。
息子が親の歴史を気にし始めたことを嬉しく思います。
たまたま興味を持ったのでしょうけど、精神的に発達してきたのかな?
私自身もスポーツ歴も学歴も社歴も大したことないですが、息子が社会のことを知る良いきっかけになると思います。
子供への自分語りを反抗期になる前に少しできて良かったです。
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